MRIは、磁気を使って身体の断面を撮影する検査です。
任意の断面像を撮影できるのはCTと同じですが、撮影条件を変化させることにより、
同じ断面像でも多彩な画像を得ることができます。これにより、病変内部の性状を調べることができます。
頭部領域では早期脳梗塞や造影剤を使用せずに脳血管を描出し症状のない脳動脈瘤や狭窄を見つけることができます。
胸部領域では、他の検査で見つかった乳房腫瘤の良悪性の診断や癌の進展を検査しています。
腹部領域では、IPMN(膵臓にできる嚢胞)を調べたり、がんの既往がある患者さまの転移性肝癌の検査をしています。
骨盤領域では、前立腺、子宮、卵巣などの検査をしています。